2009年05月25日
人間の力(あれから14年)
いつもの居酒屋さんで昔話。
なんかの話題からその話に。
神戸の震災の直後、ボクは六甲道駅の南側に1年通ってた。
六甲道駅から歩くとすぐ、コンクリートでできてるはずの渡り廊下みたいなのが真っ二つ。
お昼にお好み焼きをよく食ってたが、そこの店はプレハブやった。
そこの、おばちゃん、クーラーの効かへん店の中で、
いっつも笑顔でボク達に接してくれて、いつも大盛りにしてくれてた。
タオルを首に巻いて、むっちゃ、元気やった。
ボクが通ってたとこも、プレハブ。
シャーペンでつついたら、小さな穴があくとこやった。
ボクの友達が住んでたマンション、半壊の烙印が押され、
何回か泊めてもーたけど、むっちゃ静かなとこ。
それでも、皆、元気やった。
駅も壊れてたけど、
街も砂埃だらけやったけど、
みんなゲンキやった。
その街が、グーグルマップで六甲道を調べたら、
全てが変わってた。
みんなが変えたんや。
つらいことあっても、みんなそんなこと言っとられへん。
ボクもその街の空気を吸ってたんや。
ボクもそうなろ。
なんとも言えないです。
大変失礼な話しだが、教科書で昔大変なことが起きたんやなと同じ感覚しかわかないんです。
自分で例えるなら、大事な祖母が亡くなった時くらいの悲しみなんやろうな。
大震災の時は、受験と流行っていたインフルエンザと格闘していてた。しばらくしてサリン事件。リアルタイムで見てた。ここは日本か!テレビからは演出ではなく、いま起きてることをそのまま現実なんだ。鳥肌がたつ。涙がでた、悲しかった。
そして、最近ではJR福知山線。人災ですよ。腹がたった。
がんばろーやハちゃん。
自分に近いところしか興味がわかないサガ。
なんか、かなしいね。