2009年05月25日
人間の力(あれから14年)
いつもの居酒屋さんで昔話。
なんかの話題からその話に。
神戸の震災の直後、ボクは六甲道駅の南側に1年通ってた。
六甲道駅から歩くとすぐ、コンクリートでできてるはずの渡り廊下みたいなのが真っ二つ。
お昼にお好み焼きをよく食ってたが、そこの店はプレハブやった。
そこの、おばちゃん、クーラーの効かへん店の中で、
いっつも笑顔でボク達に接してくれて、いつも大盛りにしてくれてた。
タオルを首に巻いて、むっちゃ、元気やった。
ボクが通ってたとこも、プレハブ。
シャーペンでつついたら、小さな穴があくとこやった。
ボクの友達が住んでたマンション、半壊の烙印が押され、
何回か泊めてもーたけど、むっちゃ静かなとこ。
それでも、皆、元気やった。
駅も壊れてたけど、
街も砂埃だらけやったけど、
みんなゲンキやった。
その街が、グーグルマップで六甲道を調べたら、
全てが変わってた。
みんなが変えたんや。
つらいことあっても、みんなそんなこと言っとられへん。
ボクもその街の空気を吸ってたんや。
ボクもそうなろ。